仙台城南は攻守で歯車が狂った。6投手が計8四死球を献上。守備も3つの適時失策と乱れた。

昨秋はチーム最高の東北大会4強も、コロナ禍で丹野友貴前主将を含む3年生14人中7人が引退を選択。主将を受け継いだ4番高橋陸翔外野手(3年)は初戦の3ランに続き、この日も左中間二塁打と気を吐いたが及ばなかった。

応援席では引退した3年生も観戦。プロ志望の高橋は「力は出し切ってないけど、みんなで3年間を終われたのは最高の宝物」と涙をこらえた。