8強を逃した日野・嶋田雅之監督(57)は「持ち味は出せました。ノーエラーで守りきる展開に持ち込めましたから。この状況で野球が出来るのは幸せ。負けて終われるのは、うれしいです」と切り出した。

国士舘とは昨夏も戦い、勝利した。この日も再三、得点圏に走者を進めたが、あと1本が出ず、2点差の惜敗。「(国士舘のエース中西は)手が遅れ、直球が最後にピュッとくる。高めのボールには手を出さないようにしたんですが、コーナーに投げられました」と相手をたたえた。

背番号14のキャプテン、山崎颯人主将(3年)は「僕たちは公立で、強い私学を倒して甲子園にという目標で集まりました。自分たちの力を出して挑戦したいと思いましたが、向こうが上でした。自分は下手で試合にも出ませんでしたが、チームの足を引っ張っても、みんなのおかげで1年間、キャプテンとしてやれました。感謝しています」と思いを明かした。