異例の独自大会と変則ダブルヘッダーを制したのは、聖隷クリストファーだった。決勝戦で浜松開誠館を6-5で破り、1985年(昭60)の創部以来、36年目にして夏の県大会初優勝を飾った。

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異例ずくめだった今大会も無事に全日程を終えた。日程に余裕がない中で悪天候が続き、最終日の2日には準決勝・決勝を同日に行った。静岡県高野連の渡辺才也理事長は「選手たちや顧問の先生方、保護者のみなさまが、よく協力してくれた。これが、大会をやりきれた要因だと感じています」と話した。

ベンチ内でのマスク着用や選手同士のハイタッチを禁止にするなど、新型コロナウイルスの感染対策に「どこまで踏み込むべきか線引きが難しかった」と明かした。今後の秋季大会でも、同じ問題に直面することになる。