東海大菅生が延長10回サヨナラ勝ちで優勝した。夏の西東京大会で優勝するのは、3年ぶり。

終盤の粘り強さをみせた。8回、9回と2回にわたり、1点ビハインドを追い付いた。延長に突入。10回は先頭が四球で出ると、4番の杉崎成内野手(3年)が送った。1死二塁となったことで外野が前進。続く堀町沖永外野手(2年)が中越えにサヨナラの適時二塁打を放った。

堀町は「3年生と一緒にできる試合が数少ない中、サヨナラを打てて、すごくうれしい。東西の優勝を目指して頑張ります」と、10日に予定されている東東京の優勝校(帝京と関東第一の勝者)との決戦に気持ちを向けた。

若林弘泰監督(54)は「頑張ってくれました。甲子園が中止になった時も、決して優しい言葉は出しませんでした。それに、よくついてきてくれました。うれしいのと、ホッとしたのと両方の気持ちです。ただ、あと1試合ある。それに勝って終わりたいです」と、選手たちをねぎらいつつ、同じく東西決戦へ意気込んでいた。