札幌大谷は9回に登板した竹嶋の決死の投球も流れを引き戻せなかった。

北海との準々決勝で3回の打席で死球を受け、試合後に病院に搬送され、この日も痛み止めを飲んで迎えた。右肘は肩より上に上がらない中でも「みんなの顔を見たら痛みは消えた」。1失点したが「つらいことも一緒に乗り越えてきた。チームメートは一生の宝」と目をはらしながら笑った。

▽札幌大谷・船尾隆広監督(49) (言葉に詰まりながら)大変な状況の中、いいチームにしてくれた。正直つらかったと思う。なんとか優勝で終わらせてあげたいと思っていたので悔しいです。

▽準々決勝北海戦で守備時に右肩亜脱臼を負うも、痛み止めを飲んで出場した札幌大谷・佐藤主将 痛みは残っていた。悔しいけど、3年間、仲間に助けられた主将だった。