自民党の新総裁となった菅義偉氏の母校である秋田県の湯沢高校野球部の後輩たちが、総理就任に刺激を受けて躍動した。

15日、秋季高校野球秋田県大会県南地区大会で敗者復活代表決定戦に臨み、3-8で敗れて県大会出場は逃したが、来春以降の“政権交代”を誓った。2番手で登板し、菅氏の中学後輩でもある佐藤歩夢投手(2年)は「同じ地元の先輩が頑張る姿は、自分たちも負けていられない気持ちになる。冬はどこのチームにも負けない練習をして、夏には甲子園を狙って、菅さんのところに湯沢野球部の良いニュースを届けたい」と意気込んだ。

4番を務める佐藤夢真主将(2年)も「自分たちもすごい人になれる可能性があると思わせていただけた。菅さんのように人の役に立てる仕事につきたい」。将来は救急救命士を目指す夢も抱いた。【鎌田直秀】