高校野球の練習試合が6日に解禁され、第93回センバツ高校野球大会に出場する大阪桐蔭は滋賀県内で京都外大西と対戦した。

2番手の関戸康介投手(2年)は対外試合の初戦から、いきなり150キロをマークした。5回から登板。2死三塁のピンチも速球で押し、振り遅れの空振り三振を奪った。8回にも150キロを計測。それでも「緊張とかもあって、自分の投球をできず、今後の反省です。自分は真っすぐで、どんどん押していきたい。どうしても真っすぐの調子が悪くて、変化球中心の投球になってしまった」と反省した。この日はカーブやスライダーで何度もストライクを奪い、まとまった投球を披露。5イニングで9奪三振無失点の快投を演じた。

視察した巨人渡辺政仁スカウトは「もっとコントロールが良くないイメージだった。速球のアベレージも出ている。キレもある。投げ方のバランスもいい」と評した。

左腕の松浦慶斗投手(2年)とともにダブルエースで、センバツに向けて好発進のスタートになった。

◆関戸康介(せきど・こうすけ)2003年(平15)4月14日、長崎・佐世保市生まれ。広田小1年からセインツジュニアで野球を始め、明徳義塾中(高知)では3年夏の全国大会準優勝。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。50メートル5秒9。遠投110メートル。178センチ、81キロ。右投げ右打ち。