日本文理野球部グラウンドのオープンセレモニーが23日に行われた。昨年11月9日に改修工事を着工。総工費約1億5000万円を費やして外野は人工芝、内野も黒土に入れ替えた。冬季の大雪のため工期が遅れ、19日にようやく完成した。春夏合わせて14回出場している甲子園球場を模した設計で、生まれ変わったグラウンドの呼び名は「日本文理ボールパーク」。セレモニー後は紅白戦(3イニング)を行い、新しいグラウンドでナインは実戦を初体験した。

「きれいで素晴らしい。プレーしやすいグラウンド。感謝している」と話した主将の渡辺暁仁外野手(新3年)は、セレモニーで「全国制覇を達成するために日々、練習していきたい」と言った。完成に合わせてOBのDeNA飯塚悟史投手(24)とヤクルト鈴木裕太投手(20)からは打撃マシン用のボール10ダースを寄贈された。

鉄筋4階建ての学生寮も学校裏に完成。鈴木崇監督(40)は「精いっぱい練習できる環境が整った。選手の心は弾んでいると思う。それを勝利という形に導いていきたい」と話していた。