創学館が山形東を佐東龍斗中堅手（3年）の逆転打などで9ー4で下し、県大会へ駒を進めた。

創学館は3－4で迎えた8回裏、打者10人を送る猛攻で6点を挙げ、山形東に逆転勝利した。

8回裏、試合の流れは2死から変化した。2死二塁で3番藤田が左前安打。4番佐東の時、藤田が盗塁に成功。佐東は続く3球目、内角のスライダーを流して右前安打。走者2人をかえし、5－4と逆転した。ここで逆転するぞという強い思いで4番がチャンスをものにした。創学館の勢いは止まらず5番安食が死球。続く6番八島が2ストライクから左中間へ2点適時二塁打を放った。そして、7番森山が左前安打で2死一、三塁のチャンスに8番牧が右前適時打。9番保科が左適時打で森山を返し、9－4の鮮やかな逆転劇となった。佐東は、「どのチームが相手であってもチーム一丸となって勝ちに行きます」と意気込んだ。

山口大介監督は「まだ自分たちのやりたいことは5割程度しかできていない。選手それぞれが自分の役割に徹し、自分たちの力を最大限に出せる県大会にしたい」と語り、同校最高のベスト4以上を目指す。