甲子園を3度制覇して最多の通算68勝を誇る智弁和歌山・高嶋仁名誉監督(74)の孫、高嶋奨哉内野手(3年)が貴重な中押し本塁打を放った。1点リードの4回、先頭で速球をとらえると豪快に左翼フェンスを越えた。高校通算5本塁打目を「ちょっと詰まったんですけど、いったと思いました」と振り返った。8回も冷静に四球で出塁して小園攻略の4点奪取に貢献した。最後の夏に向けて「今日と変わらず、絶対に負けられない。全力でまたレベルアップしたい」と気合十分だった。