日本学生野球協会は14日、オンラインで審査室会議を開き、高校8件の処分を決めた。

桑名(三重)が監督の暴言(部内)で謹慎1カ月。

藤岡工(群馬)が顧問の暴言(部内)で謹慎1カ月。

愛産大工(愛知)が監督の体罰(部外)で謹慎6カ月。部長が報告遅れで同1カ月。

白樺学園(北海道)が部長の中学生の練習参加規定違反で謹慎1カ月。

岐阜農林が監督の体罰と暴言(部内)で謹慎1カ月。

A都道府県のB校の監督がセクハラ行為(部内)で謹慎1カ月。

尽誠学園(香川)の監督が体罰(部内)で謹慎3カ月。

富岡(群馬)の監督が報告遅れで謹慎3カ月。

白樺学園の部長は、昨年2月、推薦入試で合格が内定した中学生の保護者の希望を受け、部長、監督、顧問引率のもと、中学生2人に野球部の施設や寮を見学させた。室内のウエートトレーニングも見学させたが、その際、中学生がトレーニングウエアを来ていたため、軽いトレーニングなら問題ないと判断し、トレーニングをさせた。そのことは、校長には報告していなかった。

その後、3月29日に校長宛に「中学生の練習参加規定に反するのではないか」という匿名の投書が届き、発覚した。

規定上、中学生は4月1日より前は練習に参加できない。ただし、中学校の卒業式が終わっており、かつ3月25日以降であれば、中学の校長、保護者、高校の校長の了解を得た上で、練習に参加できる。なお、4月1日以降であっても、高校の入学式より前の時点では試合には出場できない。