センバツ出場校の京都国際が猛打で7回コールド勝ちした。

1回に辻井心内野手(2年)が右前適時打を放ち、敵失も絡んで2点を先制した。3回には4番でエースの森下瑠大投手(2年)が左中間にライナーで加点タイムリー。5回に2点を奪い、6回は3点を加えて、突き放した。

先発の森下もキレのある速球を中心に安定した投球を見せた。7回1失点の好投を「真っすぐをいつも通り投げられた。変化球の精度は悪かった」と振り返って「自分が投げたら絶対に勝てる信頼される投手になりたい」と夏を見据えた。

甲子園初出場だった3月のセンバツは初戦柴田(宮城)戦を競り勝った。東海大菅生(東京)には9回に森下が2死までこぎつけながら痛打されてサヨナラ逆転負けを喫していた。小牧憲継監督(37)は「もっともっと上を目指そうと。ああいう悔しい負け方をして強くなってあの場に戻ろうと話しました」と話した。29日の準決勝に進出した。