旭川大高が逆転サヨナラで、今春センバツ出場の北海を撃破した。

9回に同点に追いつきなお2死三塁で、藤田大輝一塁手(2年)が右前にサヨナラ打。昨秋全道初戦で1-7と完敗した相手に雪辱し「去年の悔しさがあったので、勝ててチームとして成長を感じた」と振り返った。

昨秋の北海戦は7回から代打で出場。相手左腕の木村に無安打1三振と抑えられ「手も足も出なかった」と言う。初戦での再戦が決まって以降、チームでは対左投手の打撃練習を徹底。2回先頭で木村から中前打を放ち「やってきたことが少しずつ出てきた」と手応えを口にした。

地区代表決定戦は最速147キロの旭川実のプロ注目右腕、田中楓基(3年)を撃破。今度は道内ナンバーワン左腕擁する秋王者を攻略した。勢いに乗り、旭川勢では79年旭川龍谷以来、41年ぶりの春王座を目指す。

▽旭川大高の端場雅治監督(51)反省点はたくさんあるが、力のあるチームに勝ったことは、選手にとっていい経験になる。

▽旭川大高の斎藤辰乃輔主将(3年)(北海木村から4回に右前打)去年、負けていたので、動画を見ながらイメージをふくらませてきた。