旭川大高の7番藤田大輝一塁手(2年)が満塁本塁打を放ち、11得点の大勝発進に貢献した。

1点を先制後の1回2死満塁で、内角低めの直球を振り抜き、ライナーで右翼芝生席に運んだ。「ライトが追っていなかったのを見て確信した」。自身公式戦2本目、高校通算3本目のアーチを含む2安打5打点と大暴れした。

聖地甲子園の土を踏むという明確な目標を持って入学した。父浩二さん(51)は旭川龍谷の二塁手として、87年センバツ甲子園に出場した経験を持つ。この日はスタンドで観戦する父と母千晴さん(50)の前で勇姿を披露した。チームは18、19年に続く3大会連続の夏甲子園を狙う。「1試合1試合、勝っていけるように」と、まずは羽幌との代表決定戦戦を見据えていた。

▽地区初戦を勝利した旭川大高の端場雅治監督(52) これから負けられない試合をしていかなければいけない。負けないための試合運びをして、公式戦を経験していく中で(選手が)少しずつ成長していってくれたらと思います。