2年ぶりの千葉大会が6月30日、ZOZOマリンスタジアムで開幕した。

ブラスバンドの演奏も合唱もない。選手たちは「大会行進歌」の音源に合わせ、170校2857選手が1歩ずつ踏みしめるように行進した。球場を1周すると、主将とプラカード選手の2人がグラウンドに残り、その他はスタンドで開会式を見守った。天羽の北見空主将(3年)は「今、私たちにできることは、多くの方に感動や希望を届け、この先の未来を明るいものにできるよう、この大会を全力で戦い抜くことです」と選手宣誓。大役を終えると「最後までしっかり言えてよかった」と笑った。

昨夏は地方大会も甲子園も中止となった。2年間の熱い思いを込めた球児たちの夏が始まる。