秋田工が土壇場の好守で白星発進を決めた。小刻みに加点して5回までに6点を先行。先発左腕の菊地那央(3年)は130キロ前後のボールを自在に操り、同回まで無失点投球を続けた。6、8回に相手打線につかまり、5失点(自責4)したが、最後まで1人で投げ抜いた。

1点リードの9回1死一、二塁の場面では、左中間への鋭い打球を小玉泰正外野手(3年)がダイビングキャッチし、すぐさま二塁に送球。併殺としてピンチをしのぎ「どんな球が来ても諦めずに捕ろうと飛び込みました」と一気にゲームセットへと導いた。2回戦(12日)は昨秋県王者の角館を3-2で破った本荘と対戦する。