福生(ふっさ)がエース伊藤寛人投手(3年)の活躍で4回戦進出を決めた。140キロ超えの速球を持つ右腕はこの日、カーブ、スライダーを交えて延長10回を投げ抜き、被安打2の2失点。9四球を与え、失点はともに押し出しとなったが、奪三振は13を数えた。これで2試合通算22イニングを投げ25三振とした。

エースは「暑かったんで、7、8割で抑えていこうと思ったら四球になってしまって。低めには投げようとしたんですが」と振り返った。

永島良幸監督(53)は「押し出しは想定内。暑いんでスタミナ切れが怖かった。打たれないから自信を持って行けと話したんです」。福生には15年以来の4回戦進出となった。

次戦(22日)は早実が待ち受ける。伊藤は「強豪なんで、1つ1つアウトをとっていくことが大事だと思います」と冷静に話した。