春夏通算34回の甲子園出場を誇る星稜(石川)が第103回全国高校野球選手権石川大会出場を辞退した。野球部員を含む学校生徒に新型コロナウイルス感染者が出たことが分かった。

同校野球部は今夏の石川大会は連勝発進。7月12日の初戦で鶴来に1-0で勝ち、同18日の羽咋戦を5-4で競り勝ち、8強に進出していた。優勝候補の一角として好発進していた。同校は22日に石川県立野球場で遊学館と準々決勝を戦う予定になっていた。

今夏の地方大会では、今月10日に福井商が野球部員などの感染を確認して福井大会への出場を辞退。13日に中越(新潟)も校内での感染拡大で臨時休校となり、新潟大会に出場できなくなった。海部(徳島)や松山工(愛媛)など、全国の高校で出場辞退が相次いでいた。17日に一度は辞退していた米子松蔭(鳥取)が急転出場を認められ、21日の境戦でサヨナラ勝ちしていた。