樟南が、優勝した16年以来となる決勝進出を決めた。最速145キロエース左腕、西田恒河(ごうが)投手(3年)が力投。9三振を奪い、9安打2失点で9回完投した。

130キロ台後半の直球に加え、得意のカットボールや、スライダー、カーブ、ツーシームなど多彩な変化球で翻弄(ほんろう)。前半からテンポよく投げ、7回まで4安打無失点。直球が高めに浮き始めて制球に苦しんだ8回は、適時三塁打など4安打を浴びて2失点。それでも執念で139球を投げ抜いた。

26日決勝戦へ「今日は投げ急いで体が浮いた。下半身をうまく使って投げたい」と意気込んだ。