愛工大名電が大会屈指の右腕を攻略し、決勝に進出した。

初回に先制されたが3回1死一、三塁で、主将で4番の田村俊介内野手(3年)が右前適時打を放ち同点。「1打席目は捉えきれなかったので2打席目はさらに集中した」。8回には勝ち越しのホームを踏んだ。

相手先発は最速152キロ右腕の畔柳亨丞(くろやなぎ・きょうすけ)投手(3年)だったが田村自身も投打でプロの注目を浴びる。「畔柳君はいずれ上(プロ)でやる選手。自分もそこを目指しているので意識した」。

注目の「ドラフト候補対決」は田村に軍配が上がり、主将の一打でチームを勝利に導いた。