第103回全国高校野球選手権(9日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、オンラインで行われた。全国最多39回目出場の南北海道代表・北海は、大会第3日(11日)第3試合で、今春センバツ初戦で敗れた神戸国際大付(兵庫)と再戦する。甲子園初戦の相手が春夏同一になるのは道勢初。北北海道代表・帯広農は同日の第1試合でプロ注目の最速157キロ右腕、風間球打(きゅうた)投手(3年)を擁するノースアジア大明桜(秋田)と対戦する。南北両代表の同日初戦は3年ぶり。

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帯広農が正真正銘の甲子園1勝を刻む。昨夏の甲子園交流試合では、高崎健康福祉大高崎(群馬)に4-1で快勝。3安打を放つ活躍をみせた佐伯柊主将(3年)は「去年は記録には残らなかったので、まず1勝して記録に残したい」と意気込んだ。

相手のノースアジア大明桜には、世代最速の157キロを誇る怪物右腕、風間がいる。前田康晴監督(45)は「かなり厳しい戦いになるとは思うが、とにかく向かっていく気持ちを持ちたい」と話した。

チームは北大会決勝で先発全員の22安打19得点を挙げるなど強力打線を武器とする。佐伯主将は「打撃で自分たちの野球を全国に広めたい」と、怪物打ちへ早くも気合十分だ。「今まで関わってくれた多くの方々に感動を与えられるように全力で頑張りたい」。北海とそろって北海道勢同日勝利を狙う。

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