全国高校野球選手権に出場した日本文理ナインは初戦2回戦で敦賀気比(福井)に6-8で敗れた翌日の21日、バスで自校に戻った。午前9時に宿舎のある大阪をバス2台で出発し、午後5時30分に学校に到着。控え部員、学校関係者、保護者ら約100人の出迎えを受けた。

田中利夫校長は敗れはしたものの9回に2得点するなど、伝統の粘り強さを発揮した試合内容に多くの知人から「『09年の決勝を思い出した』『文理らしい野球だった』と賛辞の声をいただきました」とねぎらった。

渡辺暁仁主将(3年)は6日間の順延があった中、周囲の励ましが多かったことに触れて「みなさんのサポートがあったからこそ試合ができました」と感謝を述べた。そして「目標は全国制覇。1、2年生はつなぐ野球の伝統を意識してほしい」と下級生にエールを送った。新チームは22日から練習を開始する。