智弁和歌山が智弁学園(奈良)との「智弁対決」を制し、21年ぶり3度目の優勝を果たした。和歌山県勢の夏の全国制覇は8度目となり愛知と並び2位。春も合わせると13度目でこちらは兵庫と並ぶ4位となった。

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◆元プロ監督が優勝 智弁和歌山・中谷監督は阪神、楽天、巨人で主に捕手としてプレーした。元プロ選手が監督として甲子園で優勝したのは、86年春の池田・蔦文也監督(元東急)以来。夏の大会も82年の蔦監督以来になる。中谷監督は97年夏に智弁和歌山で甲子園優勝、ドラフト1位で阪神に入団したが、ドラフト経験者の監督が優勝したのは初。また、選手と監督の両方で優勝を経験したのは08年春の比嘉公也監督(沖縄尚学)以来。