初めて決勝に進んだ智弁学園(奈良)は悲願の夏初制覇とはならなかった。

スタンドへのあいさつを終えると植垣洸捕手(3年)は泣き崩れ、先発の西村王雅投手(3年)と2番手の小畠一心投手(3年)も涙をこらえられず、2人で抱き合った。小坂将商監督(44)は「新チーム当初から日本一を目指していた。最後は日本一になれなかったが、3年生は本当によくやったと思います」とたたえた。