星稜(石川)元エースの堅田外司昭審判(59)が、決勝の一塁塁審で審判生活に別れを告げた。79年夏の甲子園大会3回戦で、箕島(和歌山)と延長18回の熱闘を演じた当時のエース。社会人の松下電器で選手、マネジャーを務め、球界へ恩返しをしようと審判に。03年夏から甲子園大会にも携わってきた。堅田氏は「次の世代に渡したいと(退くことを)決めました。甲子園の審判は、スタンドから受ける圧にも育てられる。コロナ禍が早く終わって、いつもの野球風景が戻ってくれれば」と願った。