21年ぶりに夏の甲子園を制覇した智弁和歌山が決勝から中2日で新チーム初戦に挑み、5回コールドで快勝発進した。

29日に優勝し、翌30日から新チームが始動。練習期間はわずか2日だけとなったが、大勝。中谷仁監督(42)は「甲子園でベンチに入っていないメンバーが試合に出たいというスイングをしてくれた」と振り返った。

試合は武元一輝投手(2年)が投打で活躍。「4番投手」で先発出場し、3安打1四球と全打席で出塁。投げても4回を1安打2失点に抑えた。甲子園優勝投手となった中西聖輝投手(3年)からは試合前に「テンポ良く」とアドバイスをもらった。武元は「すべてにおいてレベルアップする必要がある」と快勝にも気を引き締めた。

打線も毎回得点の16安打14得点と打線が活発。甲子園でもレギュラーだった渡部海捕手(2年)や新主将の岡西佑弥内野手(2年)もマルチ安打を放った。