西武台は序盤から効果的に得点を重ね、3巡目に打線が爆発した。6回に6得点、7回に4点を挙げ7回コールド勝ちを収めた。

河野創太監督(39)は「決勝に使われるこの球場を、多くの選手に体験させたかった」と、5投手を起用。野手も6人を途中交代で入れ替えた。「新チームを強くするために試行錯誤している段階です。ベンチにいる選手もパッと出て対応できるか見たかった」と説明した。

熾烈(しれつ)なレギュラー争いの中で背番号「1」を付け先発した福本将平投手(2年)は、4回2安打1失点だった。「この球場で投げるのは初めて。少し緊張して置きにいったところを打たれました」と話したが「目標の関東大会に行くためには必ず投げる舞台。良い経験ができました」と確かな手応えも口にした。

ブロック代表となった西武台は、42校が出場予定の県大会に進出。上位2校が関東大会に出場する。