今夏の兵庫大会準優勝の関西学院が18日、秋季兵庫県大会2回戦で神戸学院大付に1-6で敗れ、来春センバツの出場が絶望的になった。広岡正信監督(67)は「コロナ禍で試合ができていない。全般的にだめだった」と話した。この試合が9月初めての対外試合で、調整不足が影響した。

ベンチ入り20人中19人を出場させたが、実らなかった。その中で元阪神、広島で活躍した新井貴浩氏の長男の亮規浩(あきひろ)内野手(2年)も6回無死一塁から代打で県大会初出場。「なんとか食らいついていこう」と左打席に入ったが、二ゴロに倒れた。ポジションは一塁で、現在は主に代打で出場している。父の現役時代の映像を見ることもあり、「すごいな」と背中を追う。父貴浩氏はスタンド観戦も、長男の打席を見る前の2回裏で球場を後にした。

183センチ、78キロと父譲りの恵まれた体格。「打線の中心で頼れるバッターになりたい」とレギュラー格への成長を誓った。【林亮佑】