和歌山東が7回コールド勝ちで、初めて決勝に進出した。

1回2死二、三塁。中川大士外野手(2年)が三塁強襲の左前適時打を放って1点を先制し、3回には森岡颯太内野手(2年)が右越えにソロ本塁打。森岡は「これまでは1本しか出てなくて、チームに貢献できていなかったので、1本出て安心した」と振り返り、米原寿秀監督(46)も「森岡の1本が大きかった。全然結果出ていなかったので、今日の1本は彼の自信になったと思います」と復調を喜んだ。4回には1死二、三塁から麻田一誠投手(2年)の内野ゴロの間に追加点を奪った。

先発の麻田は2回と3回に招いた満塁のピンチを無失点で切り抜けた。6回は自ら2点適時三塁打。「自分もしんどかったし、チームも楽にできるので、打ったろうという気持ちだった。打球が抜けてうれしかった」とそのまま7回を8安打1失点と好投した。

麻田は2度の満塁のピンチに「みんなしんどいので、ここで抑えてやると思った。今日はしんどいときもあったが、野手が頑張ってくれた」と先発全員13安打で8得点の打線に感謝。米原監督も「よく打ったと思います。積極的にいくことだけを徹底している。つないでいくのがうちの野球」と話し、投打にかみ合って決勝進出を決めた。

決勝は31日で大阪桐蔭と対戦する。

【関連記事】近畿大会、関東大会の詳細ライブスコア