スポーツ界の発展に貢献した個人・団体を表彰する「日本スポーツ学会大賞」の授賞式が22日、都内で行われ、受賞者の1人で岩手・花巻東高の佐々木洋監督（46）が喜びを語った。

マリナーズからフリーエージェント（FA）となっている菊池雄星投手（30）、エンゼルス大谷翔平投手（27）と同時に受賞。佐々木監督の母校でもある国士舘大で表彰され、「この度は名誉あるスポーツ学会大賞を、菊池雄星選手、大谷翔平選手、そして私まで頂いたことを本当に感謝しています。また、3人でというのは本当に感慨深いものがあります」と話した。

両選手は昨年、コロナ禍の中でMLBオールスターに選出される活躍でファンを魅了。佐々木監督は選手育成を通じたスポーツ界への貢献が高く評価された。

ビデオ映像でメッセージを寄せた菊池は「どこでプレーするにしても、ケガなく野球を楽しんで、いい結果を残せるように頑張りたい。夢に向かって、決して諦めることなく、常に挑戦する日々を送っていきたいと思います」とコメント。大谷は「高校時代の先輩でもある菊池雄星さんと、佐々木監督と一緒に受賞できることをとてもうれしく思っています。これからも野球界、そしてスポーツ界を一緒に盛り上げていけるように頑張りたいと思います」と語った。

○…佐々木監督は母校・国士舘大学にも感謝の気持ちを示した。卒業後、神奈川・横浜隼人高でコーチを務め、同大学のOBでもある水谷哲也監督から指導者としての基礎を教わった。自身が監督を務める花巻東の流石裕之部長も国士舘大の出身。「大学に育てていただいて、関係者の方々にも育てていただいたので、国士舘大学で（表彰式が）出来たのもうれしく思ってます。今日、こういう舞台に立たせていただいて、感激しています」と思いを語った。