国学院久我山が11年ぶり4度目のセンバツ出場を決めた。昨秋都大会決勝、9回2死満塁から逆転サヨナラ勝ちの勝負強さと、都大会1試合平均8・3得点の強打を武器に、全国に挑む。

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昨年11月、イチロー氏(48=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から指導を受けた。走塁面ではリードの取り方や、コーナリングの仕方などを教わり、以前と比べて走塁練習を行う機会が増えた。選手間ではアドバイスの共有が増えるなど、良い雰囲気が流れている。

昨秋の悔しさをはね返す時が来た。明治神宮大会では初戦で花巻東に敗れた。上田太陽主将(2年)は「1人、1人が受け身になってしまっていた。全国という看板を感じすぎていたんだと思います」と振り返った。この冬は「新しい自分を探す」をテーマに、自分が経験していなかったポジションに挑戦するなど、改革を続けている。

過去3度の出場はいずれも初戦敗退。新チームの目標の1つ「全国ベスト8」を達成するためにも、まずは記念すべき1勝をつかみ取る。