木更津総合(千葉)が山梨学院との関東勢対決をタイブレークのサヨナラ勝ちで制した。センバツの白星は春夏連続出場した2016年以来6年ぶり。当時のエースは現楽天の早川隆久投手。春夏ともに8強入りした。

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1-1で延長戦へ。12回までに決着が付かずタイブレーク(無死一、二塁から攻撃)。タイブレークは前日の近江-長崎日大に続き今大会2度目。

13回裏、外野フライと申告故意四球で1死満塁。5番須永雄太外野手(3年)がサヨナラ押し出し四球を選んだ。

守ってはエース右腕・越井颯一郎(3年)が好投。140キロ台前半の直球、カットボール、スライダー、チェンジアップと多彩な球種をテンポよく投げ込んだ。前評判通りの投球で山梨学院の強力打線を6安打1失点に封じた。

9回には渡辺陸二塁手(3年)が一塁側への邪飛をフェンスに頭をぶつけながらスーパーキャッチ。エースをもり立てた。

山梨学院はエース榎谷礼央(3年)が好投も3年ぶりのセンバツ白星を逃した。

 

◆タイブレーク 甲子園では18年春から導入され、延長12回を終え同点の場合、13回から無死一、二塁で行う。打順は12回終了後から継続。春は通算3度目で初のサヨナラ勝ちとなった。タイブレークの試合で両チームとも投手が完投したのは春夏を通じ初めて。