春夏通じて初の8強入りを目指した明秀学園日立(茨城)は、サヨナラ負けを喫した。

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金沢成奉監督(55)は「良い試合ができましたが、最後は悔しい負け方になってしまった」と悔やんだ。

好投をみせていたエース猪俣駿太投手(3年)は最後に力尽きた。同点で迎えた9回裏1死一、二塁。7番の米田天翼投手(3年)にサヨナラ打を浴び、マウンド脇にしゃがみ込んだ。

この日最速139キロの直球、フォークを制球良く外角に集める投球で7安打2失点、四球は申告故意四球による1四球のみにまとめていた。エースに対して金沢監督は「猪俣投手は良く投げてくれた」と話し、「力のないチームではないので、この悔しさをまた夏に晴らしたいと思います」と前を向いた。