東海大菅生が14安打15得点の猛打で16強入り。夏のシード権を獲得した。

4番の小池祐吏内野手(3年)が、4打数4安打4打点。3本の適時打を放つ活躍で打線を引っ張った。

1点を追う初回2死二塁、左前へ同点の適時打を放つと、2回1死二塁では三塁線を破る適時二塁打を放った。小池は「ホームランを打ちたい気持ちもありますが、低い打球を意識しました」と振り返った。

冬はスイングスピード強化のために、上半身のウエートトレーニングを徹底した。春の練習試合解禁から5本塁打を放ち、高校通算は13本。パワーアップを実感している。

公式戦ではチームプレーを徹底する。「大きいのを狙いすぎて結果が出なくなった時、若林先生(監督)から『低い打球を狙おう。当たればおのずと飛距離が出るから』と言ってもらった。そこから結果が出始めました」と話した。

若林弘泰監督(55)は小池の打撃を「変化球が多い投手だったので、『マン振りしないように。単打でいいから』と言ってました。それを徹底してくれましたね」と評価した。