高崎健康福祉大高崎が「強肩破壊」で7年ぶりの夏甲子園出場を目指す。

「機動破壊」で有名な同校に、強肩強打の扇の要がいる。二塁送球1秒78の今秋ドラフト候補の清水叶人捕手(3年)。肩の強さは昔からの自慢で「小学生の頃、ひたすら遠投をやっていました。肘とか痛くなってたんですけど、それでも投げ続けてました」。小6時にはソフトボール投げで71メートルを記録。11歳の平均は26・61メートル(令和2年度・スポーツ庁)だけに、驚異的な距離だ。

初戦の相手は勢多農林-東農大二の勝者となった。打者としても高校通算22本塁打の主砲は「4番の責任感を持って、チームのために打ちたい。全国制覇を目指しているので、まずは群馬のライバルを倒して甲子園に出たい」と意気込んだ。昨夏から3季連続で県準優勝。もう、2位は要らない。【阿部泰斉】