第104回全国高校野球選手権千葉大会(7月9日開幕)の組み合わせ抽選会23日に行われた。

センバツ出場の木更津総合は、投打で充実し優勝候補筆頭。初戦は13日。生浜と姉崎の勝者と対戦する。最速146キロ右腕エースの越井颯一郎投手(3年)は、制球良く力のある直球を投げ込み、関東NO・1投手の呼び声も高い。攻撃力も、山田準外野手(3年)、菊地弘樹内野手(3年)と打撃力がアップ。センバツでは固定できなかった打順、ポジションもようやく固まり、万全な状態で春夏連続出場を狙う。

春準Vで関東大会出場の銚子商、昨夏甲子園出場で連覇を狙う専大松戸が同じブロックに入った。銚子商は、エース飯島聖矢投手(3年)を中心に、切れ目のない打線で、粘り強く勝利を引き寄せる。初戦は、佐原と木更津の勝者と13日に対戦する。

専大松戸の初戦は12日、大多喜と柏南の勝者と対戦する。秋は2回戦、春は3回戦となかなか上位に食い込めていないが、昨年の春夏甲子園を経験した選手が残り、チームに勢いがつけば、連覇へ弾みがつけられる。

銚子商、専大松戸が順当に勝ち進むと、準々決勝で対戦。その勝者を木更津総合が準決勝で迎え撃つ。

春優勝、関東出場で勢いに乗る市船橋の初戦は12日。桜林と検見川の勝者と対戦する。最速141キロ右腕のエース・坂本崇斗投手(3年)、プロも注目する左腕・森本哲星投手(3年)、片野優羽捕手(3年)と安定した守備力で、15年ぶりの甲子園出場なるか。

同じブロックでは、18年の甲子園出場以来、常に上位に食い込む中央学院が控える。昨夏を経験したエース糠谷翔大投手(3年)が成長。優勝に導けるか。

拓大紅陵は春4強に導いたエース小堺心温投手(3年)の安定した投球は健在。3年ぶりVを狙う習志野も、勝機をうかがう。

大会初日の9日は、ZOZOマリンスタジアムで開会式の後、四街道-千葉東戦が開幕試合。104回大会ということで、104番を引いた薬園台の遠山楓人主将(3年)が選手宣誓を行う。