長谷川先輩、頑張りました-。

北広島西・高西椋透は1番二塁で先発。0-10と離された4回1死三塁から3番手で登板すると、後続を断ち2回2/3を2安打無失点と好投した。昨秋と今春は背番号1も、5月に右肩を負傷。1カ月間、投球練習ができなくなり、最後の夏は背番号4で迎えた。「今までやってきたことを出し切れた。悔いはない。主将として、背番号1をつけていた者としての責任を、まっとうできた」と笑顔で話した。

昨年のM-1グランプリを制したお笑いコンビ「錦鯉」の長谷川雅紀(50)の母校。昨年11月の学校祭では本人からビデオレターが届いた。校訓の「志行必成」に絡めた話の中で「目標を持って頑張れば必ず夢はかなうよ」とメッセージを贈られた。「M-1で優勝して学校で話題になっていた。長谷川さんに勝利の報告はできませんでしたが、胸を張れる投球はできました」。目を真っ赤にしながらも、涙はこらえた。