今春県4強の滝川二が初戦を突破。エースで4番の坂井陽翔(2年)が、打って投げての活躍を見せた。

初回、山口颯太内野手(3年)が適時三塁打で先制し、続く坂井も左前適時打で2点目を挙げた。その後も得点を重ね、6-2で快勝した。

エース・坂井は5回まで投げて1失点。食トレ、ウエートトレーニングで昨夏から8キロ増量した成果を見せつけた。「僕が引っ張って全員を甲子園に連れていく」。身長186センチ、体重81キロ、股下90センチの大型右腕は、力強く言った。大谷翔平に憧れており、「来年の夏までに160キロ」と大胆に宣言。小学生の頃はコントロールが悪く、中学では投手から外野手に転向したが、それでも投手をやりたいという気持ちを抱き続け、高校から本格的に投手の道へ。入学当初120キロ台後半だった球速は、今年4月に146キロにまでに成長した。

期待の大型右腕は、今春の課題だった“力み”も克服。球種も増やし、7年ぶりの聖地、そして全国の頂点を目指す。

【高校野球 兵庫大会】試合速報はこちら>>