神港学園4番の小林恒耀(こうよう)内野手(3年)が先制ソロを放ち、武庫荘総合に競り勝った。

4回1死から公式戦1号を右翼スタンドに運び、試合の主導権を握った。神港学園の1番打者だった父世拓(ときひろ)さん(45)にあこがれ、同じ道へ。父は阪神・淡路大震災直後の95年センバツに出場し、甲子園で本塁打。8強入りした。今は日本新薬でコーチを務める。「家に帰ったら『ホームラン打ったよ』って伝えます。父には『都市対抗、頑張ってな』って」。父への激励アーチにもなった。