3年ぶりの甲子園を目指す飯山が、4点リードをはね返し3回戦進出を決めた。

先発田村仁投手(3年)が味方の失策もあり初回に3点を失う。さらに3回にも1点を追加された。攻撃では走者は出すものの1回、2回ともに併殺でチャンスをつぶす悪い流れだった。飯山の吉池拓弥監督(31)は「本当は中村を投入する考えはなかったんですが、流れをこちらに持ってきたかったので中村をいかせました」と、4回からエースナンバーの中村真都投手(3年)を投入。

中村は課題の四球で走者をためたが、三塁手坂口大透内野手(3年)のファインプレーでピンチを切り抜け、流れを引き寄せた。その後は、吉池監督が松本県ケ丘先発、鶴見海都投手(3年)の90キロ台のチェンジアップを捨て、ストレートだけに絞るよう指示。これが功を奏して4回に5安打を集めて8点を奪い、一気に逆転した。

吉池監督は「今年の3年は、19年に飯山が甲子園に出たのを中学生で見ていた子どもたちです。甲子園への思いは強いです。あの代のように抜きんでた選手はいませんが、結束力は強いものがあり、そこは似た雰囲気を持っています」と、チームの特色を表現した。

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