利根商はプロ注目の二刀流・内田湘大内野手(3年)が、特大の1発を含む4打数3安打3打点の活躍で初戦を突破した。

目の覚めるような打球を放った。7-0とリードした6回2死二塁。思い切り振り抜いた打球は、左翼フェンスを越え、その先の防球ネットの中段に突き刺さった。高校通算35本塁打目。内田は特大の1発にも表情を変えず「飛距離ではなく、本塁打という結果がありがたい」と言い切った。この日は三塁打と単打も放っており、二塁打が出ればサイクル安打だった。

投げても最速146キロを誇る投打二刀流。この日の登板はなかったが、視察したNPB7球団のスカウトを前に、打撃で大きなアピールをみせた。ソフトバンク福元スカウトは「打撃を評価しています。初球から振りにいける打撃スタイルは魅力。去年の秋頃からの評価を上げてくれたと思います」と話した。