1回戦から勝ち上がってきた豊南は、3回戦敗退となった。

先発したエース花田大和投手(2年)は丁寧に低めを突いたが、堀越打線に2回に捕まり2点を先制された。5回まで1-3と粘ったが、6回に味方の失策とスクイズで2点を追加された。

6回1/3を111球、被安打7の6失点(自責3)で降板した。「シード校に力負けです。自分の強みが生きなかった。しっかりコースに投げても、フルスイングで外野に持っていかれてしまった」と悔しそうに振り返った。

弓田鋭彦監督(63)は「底力の違いですね」と話した。2年生主体のチームで、スタメンマスクをかぶった勝呂慎大捕手は1年生。「2年生が神宮でやれたのはいい経験。つながっていくと思う」と期待を寄せていた。

174センチ、60キロ右腕の花田は「プロも使うマウンドが経験できてよかった。あと1年あるので、もっと体を大きくして、球の質を上げたい」と来年を見据えた。