盛岡中央が盛岡市立を6-1で下し、2年連続で8強入りを決めた。プロ注目の最速152キロ右腕、斎藤響介投手(3年)が150キロを連発。1安打1失点、19奪三振で完投した。今大会の連続無失点は18回1/3で止まったが、3試合で被安打2、34奪三振。打線は初回に自らの適時打含めて4点を奪うと、4、6回に1点ずつ追加して優勢に試合を進めた。

斎藤は140キロ台後半の直球を軸に初回から4者連続三振と快調なスタートを切った。その後も直球に切れのあるスライダー、カットボールなどを操って6回まで無安打投球。7回先頭に初安打を浴び、犠飛で1点を奪われたものの、最少失点で切り抜けた。最終回は3者連続三振締めた。

1安打完封した2回戦に続き、岩手NO・1投手らしい圧倒的なピッチングを披露した。斎藤は「今日は内と外を投げ分けられて自分的にもいいピッチングができた」。19奪三振には「三振は狙ってないが、バッターを打ち取る気持ちで投げたら多く取れた」と振り返った。21日の準々決勝では盛岡三と対戦する。