甲子園初出場を目指す鶴来はエースで3番の中家らい投手(3年)の活躍で7回コールド勝ちし、4強進出を決めた。

序盤に一気に主導権を握った。1回2死走者なし。真ん中カーブを引っ張り、右翼に先制ソロ本塁打を放った。2回も2死一、二塁で内角速球を再び右翼に3ラン。公式戦初本塁打は人生初の2打席連続アーチで引導を渡した。「1本目は実感があった。2本目は行ったと思わなかった。ベンチに帰って盛り上がった」。最速141キロ右腕で、マウンドでは7回4失点だった。準決勝は昨夏、2回戦で0-1で敗れた星稜が相手だ。中家は「去年の夏、負けている。リベンジしたい」と気合を込めた。