市船橋は、元巨人伏島良平さんの長女でマネジャーのつばささん(3年)が記録員としてベンチ入りした。2点を追う6回に逆転した場面も常に冷静にスコアを書き続けた。「逆転してくれると信じていたので、動揺せずにできました。よかったです」と、冷静に振り返った。

小1の頃、写真で父がプロ野球選手だと知った。「かっこよかったです」。中学に入ると、ソフトボール部に入部。父は大喜びで練習の相手をしてくれた。ポジションは父と同じ捕手。スローイングや配球、キャッチング。大好きな父との練習は楽しかった。

父に憧れ母校の市船橋の野球部マネジャーに。「簡単な気持ちで入ったらダメなんだぞ」と、心構えを教わった。「練習で一番大変な思いをしているのは部員だと思うので、自分が大変だということは周りに見せないようにしています」。どんな時も裏方に徹し、サポートしてきた。

同校初の公式戦、女子マネジャーのベンチ入りを果たした。「父にいい報告ができます」。最後は、ようやく笑みがこぼれた。