高松商が秋春王者の英明を破り、3大会連続22回目の夏の甲子園出場を決めた。

プロ注目スラッガー、浅野翔吾外野手は2-0の4回、左中間芝生席に飛び込む3ランで、優勝に大きく貢献した。

準決勝から2戦連続のアーチは、清原和博氏の、PL学園(大阪)での本数に並ぶ第64号本塁打となった。3ランを含め、この日は3打数3安打3打点。2つ四球を選び、全打席で出塁する活躍を見せた。

浅野は「1番打者として、全打席出塁することを目標にしていた。狙わずにチームのために(プレー)したら結果も出てくると思う」と振り返った。

長尾健司監督(52)は「英明の分まで頑張らないといけない。また甲子園で1つずつアウトを重ねていきたい」と力を込めた。

◆浅野翔吾(あさの・しょうご)2004年(平16)11月24日、香川県生まれ。小学3年時に野球を始め、屋島中では捕手。中3時にU15日本代表に選出され、アジア選手権優勝。高松商では1年夏の代替大会からベンチ入り。将来の夢はプロ野球選手で、目標の選手はアストロズの主砲アルテューベ。高校通算64本塁打。170センチ、86キロ。右投げ両打ち。

◆高松商 1900年(明33)に市立校として創立。商業科と情報数理科、英語実務科からなる。生徒数905人(女子549人)。野球部は1909年創部で部員73人(マネジャー7人)。甲子園出場は春27度、夏は22度目。春夏2度ずつ優勝。主なOBは水原茂(元巨人監督)、ロッテ松永昂大、広島末包昇大ら。高松市松島町1の18の54。渡辺浩三校長。

「香川大会スコア速報」はこちら>>