盈進(えいしん)が48年ぶり3回目の甲子園出場を決めた。

初回に今大会6試合目の先発となった尾道の左腕・坂本典優(てんう)投手(3年)を攻めた。初回に内野ゴロの間に先制すると適時打なども加えた。3回の攻撃を終え、3点のリードを奪った。

追う展開となった尾道は1-3の6回1死一、二塁で渡辺大翔(やまと)捕手(3年)の左前適時打で1点差に迫った。その後1死満塁とし、代打入江信之介内野手(3年)の遊ゴロで同点に追いついた。

しかし、直後の7回に盈進が再びリードを奪った。2死一塁で秋田浩侑内野手(3年)の右中間への適時二塁打で4-3とした。8回にも3本の適時打などで5点を奪い、9-3とリードを広げた。

そのままリードを守り、27個目のアウトを中飛で取った。古豪・盈進が、85校83チームの広島大会頂点に立った。敗れた尾道は創部65年で初の甲子園出場を逃した。