市船橋(千葉)が、興南(沖縄)にサヨナラ勝ちで初戦を突破した。

5-5で迎えた9回1死満塁、代打の黒川裕悟内野手(3年)が、2球連続でスライダーを空振り。カウント0-2と追い込まれてから、押し出しの死球で決勝点を挙げた。

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◆サヨナラ死球 91年松商学園が四日市工戦の延長16回、上田佳範の死球で勝って以来31年ぶり4度目。

◆代打のサヨナラ打点 代打黒川が死球でサヨナラ。代打のサヨナラ打点は、15年興南の城間楽人が石見智翠館戦で左前安打を放って記録して以来4人目。

◆5点差逆転勝ち 昨年の高川学園が0-5から7-6で小松大谷にサヨナラ勝ちして以来。市船橋は97年夏の文徳戦で3回表の1-9から17-10で勝つ8点差逆転を演じている。

◆千葉県勢のサヨナラ勝ち 夏は96年市船橋が佐伯鶴城戦の11回、松尾直史が犠飛を打ち3-2で勝って以来。