愛工大名電(愛知)が明豊(大分)を破り、1981年(昭56)以来、41年ぶりの8強入りを決めた。41年前のエースは工藤公康投手(前ソフトバンク監督)で4強入りしている。愛知県勢は夏の甲子園で09年の中京大中京(優勝)以来、13年ぶりの8強。また大分県勢には夏の甲子園で6戦全勝とした。

1回からコツコツと得点を積み重ねた。4番山田空暉(3年)の犠飛で先制。3、4回は適時打で1点ずつ加点。5回は2死一、二塁から連続適時打で2点を加えた。12安打を放ったが全て単打。1回戦から3試合連続の2桁安打をマークした。

守っては工藤投手と同じ左腕エースの有馬伽久(がく=3年)が好投。2失点で今大会初完投した。

明豊は9回を除き、1回から8回まで毎回走者を出したが2点止まり。5年ぶりの8強を逃した。