下関国際(山口)がセンバツ優勝の大阪桐蔭に続き同準優勝の近江(滋賀)も破り、初の決勝進出を決めた。

坂原秀尚監督(45)は「甲子園という大舞台での子どもたちの成長ぶりに、本当に驚いています。よく頑張りました」と、快進撃を続けるナインをたたえた。

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◆センバツVと準Vを撃破 下関国際がセンバツ優勝の大阪桐蔭に続き、準優勝の近江にも勝利。夏の大会で同年春の優勝、準優勝を2校倒したのは、1年生の桑田、清原を擁した83年PL学園が準決勝で春Vの池田、決勝で春準Vの横浜商を破って以来2度目。センバツ優勝校の春夏連覇を止めた学校が優勝すれば、04年駒大苫小牧以来7校目となる。

◆山口県勢の決勝 春夏通算9度目。最近では85年夏の宇部商以来37年ぶり。過去の優勝は春夏1度ずつ。58年夏には柳井・友歳克彦投手(法大-日本石油)が徳島商・板東英二投手(元中日)に投げ勝ち、63年春は下関商・池永正明投手(元西鉄)が北海を完封して北海道勢悲願の初Vを阻止している。